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James Johnston of Scotland
/ Johnstons

Joshua Ellis

ジョシュア・エリス(Joshua Ellis)は1767年に創業した英国テキスタイルの歴史の中で最も古い会社の1つです。元来、その生業はクロージャー(洋服屋)であり、産業革命という歴史的背景の中、数々の合併を経て18世紀後半、紡毛生地生産に特化したテキスタイル製造業へとその姿を変化させました。エリス家(Ellis)はこの事業転換期中で重要な役割を担いましたが、正式に現在のジョシュアエリス(Joshua Ellis)と呼ばれ始めたのは1830年後半と言われています。ジョシュア・エリス(Joshua Ellis)はジェーム・スエリス(James Ellis)の息子であり、1798年に生まれ、父のジェームス(James Ellis)が亡くなった1839年からその経営を引き継いだとされています。ジョシュア(Joshua Ellis)は優秀かつ信望の厚い経営者として称えられ、1876年1月10日、三人の息子に経営を引き継ぐまで工場経営の軸として活躍しました。その後、経営の中心となった3人の息子の1人フレデリック(Frederick Ellis)は1900年5月に亡くなるまで経営を指揮し、約20年の歳月を経てフレデリック(Frederick Ellis) の息子であるピーター(Peter Ellis)が1926年経営を引き継ぎましたが残念ながら彼はその6年後に亡くなりました。時を同じくしてジョン・ハクスレイ(John Huxley)がその経営に参画し、その息子であるデヴィッド・ハクスレイ(David Huxley)が正式にリタイアする2008年までハクスレイ家がその経営を担いました。

2つの家族経営で受け継がれた会社は現在のオーナーであり、原毛の輸入、販売を代々生業とするアンドリュー・シール(Andrew Seal)が2008年にその経営を引き継ぎました。
シール家は現在、ジョンフォスター、ウイリアムハルステッド、チャールズクレイトン、リードアンドテイラー等の名門といわれる英国梳毛スーツ生地生産を得意とするブランド、ジョシュア・エリスを含む、カイノック、ネイル・ジョンストンらの紡毛素材、ファンシー素材生地を得意とするブランドを傘下におさめています。また糸の販売に特化した組織、染色整理工場もグループ内の傘下におさめるなどし、グループ内一貫生産の体制を整えることに近年尽力してきました。

ジョシュア・エリスではそのオーナーであるアンドリュー・シールが手掛けた原毛を使い、生地織から仕上げまでの工程に約50名の経験ある技術者が携わっています。
コート、ジャケット等の紡毛素材を得意とし、ウール、ラムズウール、カシミヤ、キャメルヘア、アルパカ等の獣毛生地の起毛技術に関しては英国のみならず、ヨーロッパ、欧米の大手メゾン、ブランドから高い評価を受けています。特に紳士服地においては注文服、既製服においてその地位を欧米のブランド、高級テーラーを通じ確立しています。
驚くことに1895年当時の出納帳の商品名に、ビーバー、サージ、ツイード、ファンシー生地、またマント、トラベルラグと記載があるように現在生産している商品群となんら大きな変化はありません。

近年ではレディースマーケットにおける素材傾向がよりクラシカル且つオーセンティックなものへ変化したことを受け、フランス、イタリアのメゾンとの取組もより深まっています。
これら生産背景を利用し、アクセサリー類(マフラー、ストール)の生産も続けています。
生産のメーンが生地である為、それに必要とされる忠実な密度のあるしっかりしたウエイトの生地を時間をかけ縮絨し、丁寧に起毛するという基本的な起毛コートの仕上げを踏襲した本格的なマフラー、ストールの生産を得意としています。

Corgi

1893年創業のイギリスニットウェアメーカー。そのクオリティの高さから英国を代表するソックス・ブランドとの定評が高い。
WHEELIEでは、1stコレクションをCorgi社でスタートした経緯を持つCLASS・POOL BY CLASSのデザイナー、堀切・高橋が企画をしています。